写真特集:「大気汚染」扱うアート作品

2017.06.27 Tue posted at 14:00 JST

 インドのニューデリーや中国の北京など、世界最悪レベルの大気汚染都市の空気を実体験できる施設「ポリューション・ポッズ」が、ノルウェー中部のトロンヘイムに登場した。ビジュアルアートで人々の気候変動に関する認識を変えさせることができるかどうかを問うノルウェー大学のプロジェクト「クライマート」の取り組みの一環で、7月7日まで一般公開される

英国のアーティスト、マイケル・ピンスキー氏の作品「ポリューション・ポッズ」。連結した5つのドームの中でニューデリー、サンパウロ、北京、ロンドン、ノルウェーの島の大気をそれぞれ再現している
「私の第一の目標は、アートで何ができるのか、そして政治的、知的、美的水準でアートをどう機能させるかの限界に挑戦することにある」(ピンスキー氏)
作品はノルウェーのトロンへイムで、7月7日まで公開されている
「ポリューション・ポッズ」は、ノルウェー大学の4年がかりのプロジェクト「クライマート」の集大成
ピンスキー氏の提案は120件の応募の中から選ばれた
研究チームは、来場者のアンケートに基づいた論文を12月に発表する
オランダのデザイナーが北京に展示して賞を受けた作品「スモッグフリー・タワー」。その正体は巨大な空気清浄機だ
北京で活動するデザイナーが製作したファッション性重視の大気汚染対策用マスク。分解したスニーカーを組み合わせて作られている
2016年、インドの新興企業が自動車の排気管や煙突から排出される炭素すすを原料としたインクを開発した

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