米西部で記録的な猛暑、気温50度超えも 停電や欠航相次ぐ

米国西部が記録的猛暑に見舞われている

2017.06.21 Wed posted at 13:10 JST

サンフランシスコ(CNN) 米西部のカリフォルニア州やアリゾナ州で記録的な猛暑が続いている。猛暑の影響で大規模な停電が発生し、空の便の欠航も相次いだ。

米国立気象局の予報によると、20日の最高気温はアリゾナ州フェニックスで48度を超す見通し。カリフォルニア州デスバレーは52.7度を予想している。

ラスベガスも20~21日にかけて記録的な暑さが予想され、2013年に記録した観測史上最高の47度前後に達する可能性もある。

カリフォルニア州内陸部やネバダ州南部、アリゾナ州南西部の一部地域は23日まで猛暑が続く見通し。カリフォルニア州では約2900万人に対して熱波警報や注意報が出されている。

猛暑の影響でアメリカン航空は20日、フェニックスのスカイハーバー空港を発着する43便を欠航とした。欠航便はさらに増える可能性もある。

フェニックスで19日に記録した47.7度は、ちょうど1年前の観測史上最高記録と並ぶ。

18日はカリフォルニア州北部のサクラメント、サンノゼ、サンフランシスコなど複数の都市で記録的な猛暑を観測。サクラメントの気温は19日、過去最高だった1988年の41.1度を上回る41.6度まで上昇した。21日にはさらに42.7度まで上がると予想されている。

厳しい暑さは23日にかけて続くとみられる

カリフォルニア州では山火事も相次いでいるほか、セントラルバレー地域やベイエリアなどではこの数日の間に停電が発生。猛暑のためにエアコンの使用量が増え、電力の供給が追い付かなくなった。

サクラメント西部では18日、幹線道路の一部で道路にゆがみが生じ、補修工事が行われた。熱波が原因と思われ、道路にひびが入っていたと伝えられている。

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