写真特集:医師が推奨? 往年のたばこ広告を見る

女性に喫煙の習慣が広まったのは1900年代初めごろ。結果的に看護師もたばこの広告を飾るようになった

2017.06.01 Thu posted at 14:05 JST

 たばこがもたらす健康被害が広く知られた今日では考えられないことだが、1935年ごろから60年代前半にかけては医師や看護師、著名人がたばこの宣伝広告にたびたび登場し、人々に喫煙を呼び掛けていた。ここではそうした往年のたばこ広告を紹介する

医師の証言を基に、のどへの負担が少ない製品であることをアピールする広告
のどの炎症やせきの原因になるとされていたたばこだが、歯科や咽喉科の医師が広告に登場することで、売り上げは伸びたという
医師の間で人気の銘柄には、より安全な製品というイメージが付いた
広告に登場する医師らは本物ではなく俳優。当時、医師が広告に出ることは倫理的に好ましくないとみられており、宣伝に関わった医師は免許を失う恐れがあった
こちらは実際の医師を起用した珍しい広告の例。シカゴやロサンゼルスで開業していたこの医師は肺がんで亡くなったという
女性に喫煙の習慣が広まったのは1900年代初めごろ。結果的に看護師もたばこの広告を飾るようになった
歯科医に扮した俳優が、歯にやにがつかないという銘柄を勧める広告
米著名司会者のエド・サリバン氏を起用した広告
ロデオやポロ、卓球などのスポーツ選手もたばこを愛好しているとする広告
鼻炎やぜんそくにたばこが効くとうたった広告
喫煙が消化を促進するとした1930年代半ばのキャンペーン広告
たばこの本体を長くしたことで、肺まで届く有害物質の量を減らせると説明する広告
女性をターゲットに、食欲を抑える効果をうたう広告も数多く見られた
男性に対しても、たばこがもたらすダイエット効果をアピール

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