マラソン「2時間切り」、キプチョゲが目標に迫るも成功せず

リオ五輪金メダリストのキプチョゲが2時間0分25秒で完走した

2017.05.08 Mon posted at 17:22 JST

(CNN) 男子マラソンで2時間の壁を突破しようとするチャレンジ企画「ブレーキング2」がこのほど開催され、リオデジャネイロ五輪の金メダリスト、エリウド・キプチョゲ(ケニア)が2時間0分25秒でレースを完走した。目標だった2時間切りは逃した。

企画はスポーツ用品大手ナイキによるもので、レースは6日、自動車F1シリーズが開催されるイタリア・モンツァのサーキットで行われた。

レースにはキプチョゲのほかにも、ゼルセナイ・タデセ(エリトリア)とレリサ・デシサ(エチオピア)が参戦。ペースメーカーの集団に率いられてレースを走った。

ブレーキング2が始まったのは2014年。マラソンのための人間の潜在能力を最大限に高めるため、研究や設計、計画が練られた。

ただし、今回の記録が公式のものと認められるかどうかについては異論が出そうだ。すべてのマラソンの記録は国際陸上競技連盟(IAAF)に承認される必要がある。IAAFはCNNに対し、レース前に、レースが行われるまではナイキの企画について公式な記録として認めるかどうか判断はできないとしていた。

現在の世界記録は、2014年にデニス・キメット(ケニア)が樹立した2時間2分57秒。

マラソン「2時間切り」ならず

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