写真特集:虐待からゾウ救え、タイの保護施設を訪ねる
2017.08.19 Sat posted at 16:39 JST
タイのプーケット島にできた初のゾウ保護施設、プーケット・エレファント・サンクチュアリ(PES)は、観光客向けのアトラクションで酷使されて健康を害したゾウを救出し、ゾウが味わう苦痛の実態を人々に広める目的で運営されている。施設内のツアーに著名人も参加するなど、活動への注目度は徐々に高まってきている
1.米テレビドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」のジェシー・ピンクマン役で知られる俳優アーロン・ポール氏が昨年11月、プーケット・エレファント・サンクチュアリ(PES)をサプライズ訪問した
2.PESに保護された雌のゾウ、カニカ(32歳)は2007年にキャンプに売られ、観光客を背中に乗せていた
3.雌のゾウ、マディーは60歳。もともと木材の伐採現場で働いていたが、2009年にプーケットに連れてこられ、観光客を背中に乗せるようになった
4.「驚くのはここに引き取られてくるゾウたちが非常に短期間で回復していることだ。中には60代のゾウもいる。彼らは人間への服従を強いられながら一生を送ってきた」と語るPESの共同創設者ルイーズ・ロジャーソン氏(写真左)
5.PESの来場者はゾウには乗らず、その代わりにゾウに餌を与えたり、ゾウが歩き回ったり、遊んだり、水浴びをする姿を眺める
6.PESは、島の人脈を通じて救出を要するゾウがいると連絡が入ると、そのゾウを所有者から買い取る
7.「ゾウは感情の動物で、幸福や悲しみを感じ、愛情を示す。そしてここでは、彼らは何も恐れず、彼ら本来の姿を取り戻している」(ロジャーソン氏)