青果の残留農薬 最悪はイチゴ、20種検出も 米調査

残留農薬が最もひどかったのはイチゴだった

2017.03.09 Thu posted at 15:34 JST

(CNN) 非営利の環境保護団体、環境ワーキンググループ(EWG)は8日、残留農薬に関する年次報告書を発表し、非オーガニックの農産物48種類のうち約70%から残留農薬が検出されたと報告した。この割合は、前年に比べると6.6ポイント低下した。

EWGは、米農務省と食品医薬品局が実施した果実と野菜約3万6000点のサンプル検査をもとに、農薬の残留度を点数化してランクを付けた。その結果、残留農薬のワースト1は昨年に続いてイチゴだった。

一方、残留農薬が少ない農産物のランキングではスイートコーンやアボカドが上位に入った。

ワーストランキングは、イチゴに続いてホウレンソウ、ネクタリン、リンゴ、モモ、ナシ、サクランボ、ブドウ、セロリ、トマト、ピーマン、ジャガイモの順だった。

イチゴの場合、少なくとも20種類の農薬が検出されたサンプルもあった。前年の8位から2位に浮上したホウレンソウは、重さに換算して他の青果の2倍の農薬が残留していた。

一方、残留農薬が少なかった青果はスイートコーン(穂軸付きトウモロコシと冷凍コーン)を筆頭に、アボカド、パイナップル、キャベツ、タマネギ、冷凍グリーンピース、パパイア、アスパラガス、マンゴー、ナス、ハニーデューメロン、キウイ、マスクメロン、カリフラワー、グレープフルーツの順だった。

アボカドの場合、農薬が残留していたサンプルは1%だけだった

アボカドとスイートコーンで農薬が残留していたサンプルは1%のみ。パイナップルやパパイヤ、アスパラガス、タマネギ、キャベツは80%以上のサンプルで残留農薬が検出されなかった。

残留農薬のサンプル検査は一般が消費する場合と同じように、洗ったり皮をむいたりした状態で行っている。

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