(CNN) 女子プロテニスのビーナス・ウィリアムズ選手(36)は8日までにCNNのインタビューに答え、2020年に開催される東京五輪について、「出場したい」との抱負を語った。ビーナス選手は妹のセリーナ・ウィリアムズ選手とのペアで、夏季五輪の女子ダブルスで3度の金メダルを獲得している。ビーナス選手が東京五輪に出場するとなると、40歳での6大会目の参加となる。
ビーナス選手は、東京五輪について聞かれると、「ぜひ出場したい」と返答。現時点では出場することを念頭に置いているという。
ビーナス選手は昨年のリオ五輪の混合ダブルスで銀メダルを獲得しており、金4個、銀1個の計5個のメダルを持つ。これは、キャスリーン・マッケイン・ゴッドフリー選手(英)と並び最多。
ビーナス選手はリオ五輪について聞かれると、「素晴らしい経験だった。リオでは国を代表し、世界のメンバーの一員となった。そこが五輪の素晴らしいところだ」と語った。
長いキャリアを築きながらもさらに競技生活を続けたいと望んでいることについては、大舞台での競争が「やみつき」になっているからと説明する。
また、競争やプレッシャーについて「特権」と表現し、「だから、ここにいる間はそのために努力する。やり終えたとき、振り返ってみて、良いキャリアだったと言えればいいのだけれど」と述べた。
ビーナス選手は今年、全豪の決勝に出場したが、オープン化以降としては最年長での決勝進出だった。また、セリーナ選手との年齢の合計71歳も、オープン化以降の女性の4大大会決勝では最高齢となった。
病気などで苦しんだビーナス選手にとって全豪の決勝は2009年以来の4大大会決勝進出となり驚きをもって迎えられていた。
ビーナス、「東京五輪目指す」