中国の93歳「カンフーおばあちゃん」、ネットで一躍有名に

4歳の頃からカンフーを始めたという張荷仙さん

2017.02.20 Mon posted at 12:37 JST

(CNN) 93歳の高齢でカンフーを練習する中国人女性が最近、インターネット上で話題を呼んでいる。CNNとのインタビューで、カンフーは健康法のひとつだと語った。

浙江省に住む張荷仙さんは、4歳の頃からカンフーを始めた。「300年以上続く家族の伝統」だという。毎朝目覚めて、まだ布団の中にいるうちから練習を始めるほど熱心に取り組んできた。

「私が生まれたのは1924年。当時中国は外国と戦争をしていました。だからカンフーは自分の身を守る手段でもあったのです」

たくさんの技を習得するのも大変だが、最初に構え方を習った時は筋肉痛でトイレにも行けないほどだった。「家は貧しかったので、練習でお腹がすいても食べるものがなかった」と振り返る。

それでも毎日練習を続け、年を取ってからも毎朝5時起きで体を動かしてきた。好きなカンフーの種類は、竹の棒を使って戦う技だという。

棒を使って戦うカンフーがお気に入りだという

これまでに病院にかかったことは一度もないという張さん。健康の秘訣(ひけつ)はカンフーと十分な睡眠、たっぷりの野菜に肉を少しだけという食生活だと話す。

「健康な体でいるためには運動をすること、前向きの気持ちでいること。できる限りほかの人の助けになることも大切です」

遠方へ引っ越した家族も多く、今は集まって練習する機会も少ないが、代わりに近所の人々にカンフーを教えているという。

ネットで話題になっていることについては「有名になるなんて考えたこともなかった」と控えめに語り、「カンフーがお好きな皆さんには、私の家族がお教えしますよ」と話している。

驚異の93歳、「カンフーおばあちゃん」

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