ヨセミテ国立公園に「炎の滝」 今年は例年にない大きさ

ヨセミテ公園の「炎の滝」 

2017.02.15 Wed posted at 12:56 JST

(CNN) 米カリフォルニア州のヨセミテ国立公園で、1年のこの時期にだけ現れる「炎の滝」と呼ばれる幻想的な光景が、今年も訪れる人を魅了している。

炎の滝は、ヨセミテ公園を流れるホーステイル滝に夕日が特定の角度から当たった時に現れる自然現象。観測できるのは2月中の約2週間のみ。鮮やかなオレンジ色の溶岩が絶壁を流れ落ちるように見え、この光景を写真に収めようと、夕暮れ時には大勢の観光客が詰めかける。

国立公園レンジャーのスコット・ゲディマンさんによると、今年は降雨量や降雪量が多かったため、炎の滝は例年にない大きさになっている。「ここ数年はソーシャルメディアのために人気が上昇している」「世界中から見物客がやって来る」という。

ヨセミテ公園のウェブサイトによると、炎の滝が最もよく見えるのは、同公園内にあるピクニック場のエルキャピタンだという。ただし混雑が予想されるので早めに行く必要がある。

「数人の写真家が、日没を待って午前9時ごろから場所取りをしている」とゲディマンさん。来園者には食料、水、着替え、さらには天候が変わる可能性もあることからタイヤチェーンも持ってくるよう促している。ごみは必ず持ち帰ってほしいとも呼びかけた。

先の週末に同公園を訪れた写真家のレイ・リーさんは、「ヨセミテの道路状況があまりにひどかったので、到達できない寸前だった」と報告。「これを見に行く予定の人は、水量のあまりの多さに一部の道路が崩れかけているから気を付けて」と助言した。

ヨセミテ公園は、電話で道路や気象条件についての問い合わせを受け付けている。

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