北朝鮮が弾道ミサイル発射、日米ら国際社会から非難の声

北朝鮮のミサイル発射を受けて記者会見を行う安倍首相とトランプ大統領

2017.02.13 Mon posted at 11:06 JST

(CNN) 北朝鮮が弾道ミサイルの発射実験を行ったことを受け、安倍首相は米フロリダ州パームビーチで記者会見し、「北朝鮮のミサイル発射は断じて容認できない。北朝鮮は国連決議を完全に順守すべきだ」と語った。

続いてトランプ大統領も、「米国は偉大な同盟国である日本を100%支持する」と言明した。

今回の発射は韓国と米国も確認していた。ミサイルは安倍首相とトランプ大統領が米国で会談したタイミングに合わせて発射され、約500キロ飛んで日本海に落下した。

菅官房長官は、北朝鮮のミサイル発射を「わが国および地域に対する明らかな挑発行為」と非難、北京の日本大使館のルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにした。

韓国大統領府によれば、フリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は韓国の金寛鎮(キムグァンジン)大統領補佐官と会談し、北朝鮮によるミサイル発射を非難。今後は北朝鮮を阻止するために「あらゆる選択肢を探る」ことで一致した。

スプートニクの報道によると、ロシア連邦議会の外交委員会議長も、北朝鮮は国連安全保障理事会決議に従う必要があると強調。一方で、「米国、韓国、日本による一方的な行動」は、状況を悪化させかねないとして反対した。

北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)も12日に非難声明を発表した。一方、中国は今回のミサイル発射について現時点でコメントしていない。

「断じて容認できない」 安倍首相

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