トランプ氏の仕事ぶり否定は53%、就任直後で過去最高

トランプ米大統領の不支持率が就任直後としては過去最高に

2017.02.04 Sat posted at 16:58 JST

(CNN) トランプ大統領の仕事ぶりを評価しない米国民は53%に達し、就任直後の大統領としては過去最高の不支持率を記録したことが最新世論調査で4日までにわかった。不支持率が支持率を上回ったのも初めてとなっている。

調査はCNNと世論調査機関ORCが共同実施した。強く否定したのは43%だった。逆に肯定的評価を与えたのは44%で、従来の記録の51%を下回った。

党派別に見た場合、共和党員の90%が仕事ぶりを好感し、民主党の場合は10%だった。

過去の大統領では、レーガン氏は1981年のギャラップ社調査によると支持率が51%で、反対の回答は13%。2001年1月就任のジョージ・W・ブッシュ氏は57%と25%だった。

トランプ氏が就任以降に打ち出した施策を見た場合、イスラム圏7カ国の住民を対象に入国制限を課した大統領令については53%が反対を表明。逆の回答は47%だった。55%はイスラム教徒の米国入国を禁ずる措置と受け止めていた。

党派別に見ると共和党員の90%が仕事ぶりを好感し、民主党の場合は10%だった

不法移民対策とするメキシコ国境沿いの壁建設計画では60%が支持しなかった。支持するとの比率は昨年9月は41%だったが、今回調査では38%だった。賛成派では壁建設費はメキシコからの輸入品に課す特別関税で賄うとの案も大きな支持を得ていた。

調査結果によると、78%はトランプ氏の大統領としての仕事ぶりは予想通りとし、21%は予想外としていた。ただ、その仕事ぶりに驚いたとする比率のうち17%は悪い方向でとし、3%は良い方向でとしていた。

今回の調査は1月31日から2月2日にかけ全米で無作為に抽出した成人1002人を対象に電話で実施した。

トランプ氏の不支持率、就任直後で過去最高

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