外国からの観光客数、都市別で香港が1位 東京や大阪も躍進

香港が首位に

2017.01.30 Mon posted at 18:04 JST

(CNN) 国際市場調査会社ユーロモニター・インターナショナルは30日までに、2015年に外国からの旅行者が多かった都市のランキングを発表した。香港が7年連続でトップに立つ一方、バンコクや東京の躍進が目を引く。

ユーロモニターは世界の主要57カ国から政府統計や空港、ホテルなど観光業界のデータを集め、毎年ランキングを発表している。

最新の報告によると、15年も世界でテロや紛争、経済不安、中東呼吸器症候群(MERS)やジカウイルス感染症(ジカ熱)の拡大などマイナス要因が目立ったものの、トップ100都市を訪れた外国人旅行者の数は前年比55%の伸びを示した。

1位は香港の2669万人だが、前年に比べると減少した。中国本土から訪れる若者が減ったためとみられる。

2位にはバンコクが入った。外国人旅行者の数は1870万人に上った。

東京など日本の都市がランキングを伸ばした

14年に2位だったロンドンは3位に下がったが、ラグビーワールドカップ(W杯)が開催された影響などで旅行者数は7%増の1858万人に達した。

日本の都市を訪れる旅行者が急増し、東京は前年から6ランク上昇して17位。大阪が27ランク、京都も11ランク上昇した。東京から富士山周辺を通って京都、大阪を訪れる「ゴールデンルート」が人気を呼んでいるようだ。

欧州ではミラノが国際博覧会(ミラノ万博)開催で17.9%の伸びを示した。パリは16年に起きた同時多発テロの影響が今後のランキングに影響しそうだ。

中東ではイスラム教の聖地メッカを訪れる外国人が17.2%増加し、718万人に達した。

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