ワシントン(CNN) 要人警護を担う米シークレットサービスの女性隊員が、もしトランプ大統領が狙われたとしても警護しないと示唆する内容をフェイスブックに投稿していたことが分かり、シークレットサービスは24日、調査を行って「適切な対応」を取ると表明した。
コロラド州デンバーに勤務するケリー・オグレディ隊員は昨年の大統領選挙運動中、民主党のクリントン候補を支持するとフェイスブックで表明。公務員の政治的言動を禁じたハッチ法は尊重しないと発言していた。
ワシントン・エグザミナー紙が24日にこの問題を報じると、オグレディ隊員は直後に投稿を削除した。
エグザミナーによれば、オグレディ隊員は投稿の中で、ハッチ法について次のように書き込んでいた。
「私の立場で同法を守らなければ犯罪を犯すことになる。私は両サイドのために銃弾を浴びなければならない立場にあるにもかかわらず」
「だがこの世界は変わり、私も変わった。私は銃弾よりも服役を選ぶ。この国と、そこに住む素晴らしい女性たちや少数者たちにとっての災いと信じるものを支持するくらいなら。ハッチ法なんてどうでもいい。私は彼女を支持する」
シークレットサービスは24日、特定の個人に関する事情についてはコメントできないとしながらも、「投稿については認識しており、迅速に適切な対応を講じる」とした。
問題の投稿はオグレディ隊員の個人のページに書き込まれていたという。しかしシークレットサービスは、勤務中に投稿していなかったかどうかについても調べている。
オグレディ隊員はCNNの電話取材にコメントしなかった。
大統領警護隊隊員が「トランプ氏守らない」