「ISISのためにやった」 米空港銃乱射の容疑者が供述

被告は「ISISのためにやった」と供述しているという

2017.01.18 Wed posted at 12:31 JST

フロリダ州フォートローダーデール(CNN) 米フロリダ州フォートローダーデールの空港で今月6日に起きた銃乱射事件で起訴されたエステバン・サンティアゴ被告は取り調べに対し、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のために攻撃を実行したと話していることが分かった。

17日に行われた保釈審査で、取り調べを担当した連邦捜査局(FBI)の特別捜査官が明らかにした。被告が実際にISISと接触を図っていたのか、ただ感化されただけだったのかについては明言しなかった。

サンティアゴ被告は事件前、連邦当局に「頭の中で声が聞こえる」「マインドコントロールされている」などと相談していた。事件直後にも同様の供述をしていたが、フロリダのFBI事務所に身柄を引き渡されてからはISISのためだったと主張し始め、マインドコントロールには一切言及していないという。

ISISはこの事件について犯行声明を出していない。

空港での銃乱射で5人の死者が出た

同捜査官によると、被告はインターネットのイスラム過激派系チャットルームで、同じような攻撃を計画している仲間と連絡を取り合っていたという。

事件では5人が死亡した。サンティアゴ被告は銃乱射の犯行を認め、空港職員に深刻なけがを負わせた暴力行為や、銃で人を死なせた罪などに問われている。これらの罪状で有罪となれば、死刑を言い渡される可能性がある。

審査の結果、保釈は認められなかった。次回の出廷は今月30日に予定されている。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。