米空港銃乱射 計画的犯行か、テロの可能性排除せず

米フロリダ州の空港での銃乱射について、計画的犯行との見方が出ている

2017.01.08 Sun posted at 10:31 JST

(CNN) 米フロリダ州フォートローダーデールの空港で6日午後に起きた銃乱射事件について、捜査当局者らは計画的犯行だったとの見方を示している。

エステバン・サンティアゴ容疑者(26)は預け入れ荷物の受取所で銃を乱射したとして現場で逮捕された。当局の発表によると、この事件で5人が死亡、6人が負傷した。

直後にもさらに銃撃があったとの情報が流れ、あわてて避難しようとした旅行者ら40人近くが骨折などのけがをした。

複数の捜査当局者が7日、CNNに語ったところによると、サンティアゴ容疑者はしばらく前から犯行を計画していたとみられる。

同容疑者は最近、車などの持ち物を売り払い始めていた。本人がインターネット上で投稿した文章などからも、一定の計画期間があったことがうかがえるいう。

同容疑者はアラスカ州に住み、警備員の仕事をしていた。昨年11月に同州アンカレジの連邦捜査局(FBI)に押しかけ、精神鑑定を受けていた。6日の犯行現場で見つかった銃は、この時に持っていた銃だったとされる。

昨年1月には交際相手の女性に暴行を加えたとして逮捕されていた。

米東部に住むおばが7日、CNNに語ったところによると、同容疑者は州兵として10カ月間イラクへ派遣された後で人が変わったようになり、数カ月前からは連絡が途絶えていたという。

現地のFBI捜査官は7日、同容疑者がこの犯行を目的に現地へ飛んだの見方を示し、テロの可能性は排除できないと述べた。取り調べは7日早朝まで続き、本人は協力的な態度で応じていたという。

空港は6日いっぱい閉鎖された。発着便合わせて300便近くが欠航となり、旅行者1万人以上が影響を受けた。

米空港乱射 犯行を事前に計画か

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