サイバー攻撃に関する内部情報、週内にも公表 トランプ氏

トランプ氏はサイバー攻撃に関する情報を週内にも公表すると明らかにした

2017.01.02 Mon posted at 11:58 JST

フロリダ州ウェストパームビーチ(CNN) ロシアがサイバー攻撃によって米大統領選に介入したとされる問題で、ドナルド・トランプ次期米大統領は2日までに、ハッキングに関して一般に知られていない内部情報を入手したとし、今週中にも情報を公表すると言明した。

トランプ氏は記者団に対し、ロシア以外の何者かが選挙への介入を行った可能性があると述べた。

トランプ氏は「(ロシア以外の)誰かの仕業の可能性がある。私は(ハッキングについて)世間で知られていないことも知っている。世間の人々が今の状況に確信が持てないのは(事実を)知らないからだ」と述べた。

記者から知っている未公表の情報とはどんな情報かと問われると、トランプ氏は「3日か4日には分かる」と答えた。

トランプ氏はロシアによるサイバー攻撃との考えには否定的な見方を示している

トランプ氏は「私はただ(オバマ政権に)確信を持ってもらいたいだけだ。なぜなら、(ハッキングによる選挙介入は)かなりの重罪だからだ。だからこそ、彼らには確信を持ってもらいたい。大量破壊兵器の件を思い出してもらいたい。あれは災難だった。(当時のブッシュ政権は)間違っていたのだ」と指摘。ロシアによる選挙介入疑惑に否定的な理由として、諜報(ちょうほう)活動の失敗がイラク戦争につながった過去の経験を挙げた。

トランプ氏はこれまで、ハッキングはロシア政府の仕業であるという昨年10月上旬に発表された米国の情報分析について、すでにこの問題に関する機密情報の説明を受けたにもかかわらず、否定的な見方を示してきた。

トランプ氏はまた、ロシアのプーチン大統領がオバマ政権による対ロ制裁への報復を見送ったことについて「賢明」と称賛している。

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