イスタンブール(CNN) トルコの最大都市イスタンブールのベシクタシュ地区にあるナイトクラブで1日未明、襲撃が起き、ソイル内相によれば、少なくとも39人が死亡し、69人以上が負傷した。
ソイル内相は、テロ攻撃に直面していると述べた。内相によれば、襲撃犯は逃走したという。死者のうち21人の身元が確認された。16人が外国人、5人がトルコ人だという。
米当局も今回の件についてテロ攻撃との見方を示した。
米国家安全保障会議(NSC)のプライス報道官は、今回の事件を非難する声明を発表。米国務省は、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国であるトルコへの攻撃について、「テロとの戦いでトルコ政府と協力する米国の固い決意を強化するだけだ」と述べた。
イスタンブール県のシャヒン知事によれば、銃で武装した男が1日午前1時15分ごろ、高級ナイトクラブ「レイナ」の正面口で警戒に当たっていた警察官を殺害。男はナイトクラブに入り、新年を祝うために来ていた罪のない人々を殺害したという。
犯行声明は出ていない。単独犯か複数犯かも不明。襲撃犯の男の身元は分かっておらず、生死や所在も不明。監視カメラの映像には、通りで銃弾が飛び交うなか、黒い服に身を包んだ襲撃犯が店内に駆け込む瞬間が捉えられている。
ベシタクシュ地区はボスポラス海峡の欧州側に位置し、上位中産階級の人々が住む高級住宅地があることで知られる。一帯では新年のお祝いを控え、警察が厳戒態勢を敷いていた。
トルコは最近、相次ぐテロに見舞われており、多くの人々が警戒していた。
ナイトクラブ襲撃で39人死亡 トルコ