ワシントン(CNN) ロシアがサイバー攻撃を仕掛け米大統領選に介入したとの疑惑に関連し米国民の55%がこれを懸念していることが最新世論調査結果で22日までにわかった。
ただ、57%はロシアのハッキング攻撃が大統領選での実業家ドナルド・トランプ氏の勝利、ヒラリー・クリントン前国務長官の敗北に結び付いたとは判断していなかった。逆の見方は37%だった。
今回の世論調査はNBCテレビと米紙ウォールストリート・ジャーナルが共同で実施した。
党派別に見た場合、共和党支持者の29%がロシアのサイバー攻撃への懸念を表明。民主党では86%に跳ね上がった。
世論調査結果によると、トランプ氏によるロシアへの態度について31%がプーチン大統領に対し「友好的過ぎる」と受け止め、反対の見方は24%だった。わからないの回答が44%だった。
また、トランプ氏の政権移行作業の手腕については約50%が評価、反対の意見は41%だった。過去の大統領に対する同様の評価では、オバマ現大統領の場合は2008年時に73%、クリントン元大統領は1992年時に77%だった。
今回の世論調査は今年12月12~15日の間、成人1000人を対象に実施した。