(CNN) 前回に続き、怖いもの知らずの旅行者を引き付ける迫力満点の展望台を紹介。
4.ダハシュタインのステアウェイ・トゥ・ナッシングネス(オーストリア)
ダハシュタインのステアウェイ・トゥ・ナッシングネスに行くには、まずオーストリアで最も高い橋を渡らなくてはならない。この橋は全長100メートルのつり橋で、地上396メートルに位置する。
そして橋を渡ると、今度は崖から突き出るように設置されている、ガラスの壁で囲まれた14段の階段を下りることになる。
この階段は、全体構造を作るのに6カ月を要し、高地での建設を専門とするエンジニアリング会社が建設を担当した。
驚くような景色をもっと楽しみたいという人は、近くにある床がガラス張りのダハシュタイン・グレイシャー・スカイウォークに行けば、スロベニアのトリグラウ山やチェコ共和国の森まで見渡せる。
5.東京スカイツリーの展望台(日本)
東京スカイツリーは634メートルの高さを誇る日本で最も高い建造物だ。
スカイツリーには2つの展望台があり、地上350メートルにある天望デッキ(第1展望台)には床がガラス張りのエリアがある。
また地上450メートルにある天望回廊(第2展望台)には、床から天井まで窓になっている回廊があり、東京の360度の景色が楽しめる。晴れた日には展望台から富士山も見える。
6.キンズーア・スカイウォーク(米国)
1882年にペンシルベニア州に建設されたキンズーア高架橋は、当時世界で最も長く、最も高い高架橋だった。
そして1900年に、より重い列車の通過に耐えられるよう3175トンの鋼材と89万5000本のリベットを使って再建された。
しかし2003年、この高架橋を竜巻が襲い、20基あった橋脚塔のうち11基を破壊した。その後、残りの橋脚塔をスカイウォークの支柱として利用することが決定された。
全長190メートルのスカイウォークはキンズーア渓谷まで伸び、ガラス張りの床から渓谷を見下ろせる。
7.アルプスピクス展望台(ドイツ)
ドイツのアルプシュピッツェ山にあるアルプスピクス展望台は、長さ24メートルの2本の鉄骨で造られている。
ガラスの壁で覆われた展望台の先端部まで行くと、1000メートル下の谷間を見下ろすことができる。
展望台は冬もオープンしている。展望台の床は格子状になっており、雪が降っても積もることなく床を通過して下に落ちる仕組みになっている。
8.CNタワーのエッジウォーク(カナダ)
カナダで最も高い建造物であるCNタワーの最上階、レストランの屋根の上に設置された地上356メートルのアトラクション「エッジウォーク」は、建物の外に設置された世界で最も高い歩道であり、入場者はハーネスを装着し、CNタワーの展望台の縁を歩き回ることができる。
またCNタワー内には地上342メートルのガラス張りの床がある。使用されているガラスの厚さはわずか6センチほどだが、カバが14頭乗っても割れないほど丈夫だという。
9.ザ・レッジ(米国)
シカゴのウィリス・タワーにある全面ガラス張りの4つのボックス型展望台「ザ・レッジ」は、総重量500キロのガラスパネルで出来ている。ガラスの壁は3層構造で、1枚の厚さはわずか1センチ強だ。
展望台からは4州にまたがる全長約80キロの景色と、412メートル下の通りを見下ろせる。
この展望台はプロポーズの場所としても人気で、中で結婚式を挙げることもできる。
この4つのガラスボックスは、窓を洗浄する必要がある時には建物内に格納される。
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次回「怖いけど感動、世界の絶景展望台15選 <下>」は2月5日公開