(CNN) >目もくらむような高さに設置されたデッキから身を乗り出して、これ以上ないほどの絶景を思う存分楽しみたい――世界には、そんな怖いもの知らずの旅行者を引き付けようと、様々な工夫を凝らした魅力的な展望台が多く存在する。そんな観光名所の一部を3回に分けて紹介する。
1.上海スカイウォーク(中国)
上海にある88階建てのジンマオタワーでは、ビルの外に設置された地上340メートルのガラス張り通路が昨年オープンした。
幅1.2メートルのプラットフォームにはフェンスもガードレールもなく、頼りは安全装具のみ。
上海でも屈指の高層ビルの縁に立って、文字通りの空中散歩を楽しめる。
2.ブリティッシュ・エアウェイズi360(英国)
高さ162メートルで可動式の展望タワーとしては世界一の高さを誇るブリティッシュ・エアウェイズi360が2016年8月、英国ブライトンでオープンした。
このタワーは、アスペクト比(高さ/幅)が40:1以上で、世界で最も細いタワーでもある。
入場者はガラスと鋼鉄で出来た未来風のポッドに乗ってタワーの頂上まで上り、ブライトンの街やイギリス海峡を見下ろす360度の景色が楽しめる。
設計は、ロンドンにある世界最大級の観覧車ロンドンアイを設計した設計事務所マークス・バーフィールド・アーキテクツが手掛けた。
3.OUEスカイスペースLAのスカイスライド(米国)
ロサンゼルスにあるUSバンクタワーの最上階にある展望台「OUEスカイスペースLA」で2016年6月、建物の外に設置された70階から69階まで滑り降りる全面ガラス張りの滑り台「スカイスライド」がオープンした。
この滑り台は、地上約300メートルに設置された全長約14メートル、厚さわずか約3センチのガラス製のスロープを滑り降りる。
このガラスは、風速50メートルの強風にも耐えられるように作られており、鋼鉄製のアウトリガーで支えられている。
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次回「怖いけど感動、世界の絶景展望台15選 <中>」は2月4日公開