米デトロイトで重体の警官が死亡 各地で警官銃撃相次ぐ

全米各地で警官に対する襲撃が相次いでいる

2016.11.24 Thu posted at 10:09 JST

(CNN) 米ミシガン州デトロイトにあるウェイン州立大学近くで銃撃されて重体となっていた同大の警察官が23日に死亡した。米国では警察官が銃で撃たれる事件が相次いで発生、この1週間足らずで被害に遭った警察官は5人目になる。

ウェイン州立大学によると、死亡したのは同大に勤務する警察官のコリン・ローズさん(29)。22日夜、交通違反の取締中に頭部を撃たれ、生命維持装置を装着されていた。

大学警察によると、容疑者は2011年と14年の軽犯罪にかかわる事案で拘束されたが、まだ訴追はされていない。

同大の周辺ではこのところ自動車関連の犯罪が相次いでいたといい、ローズさんはキャンパス周辺をパトロール中に接近してきたバイクに遭遇し、応援を要請した。

死亡したコリン・ローズさん

応援の警察官が現場に到着すると、ローズさんが頭部を撃たれて倒れていたという。銃撃された状況は分かっていない。

容疑者は過去に路上で交通を妨害する騒ぎを起こしたことがあり、この時は容疑者との小競り合いで警官1人が軽傷を負っていた。

ローズさんはウェイン州立大の警察で5年のキャリアを持つベテランで、警察犬を担当し、地域社会や学校に出かける活動にも熱心に取り組んでいた。来年10月には婚約者と挙式を予定していたという。

米国では20日に勤務中の警官4人が銃撃される事件が各地で相次ぎ、うち1人が死亡していた。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。