(CNN) ナイジェリア人のサッカー選手がこのほど、ボールを頭に載せたまま、自転車で100キロ以上の距離を走破した。ギネス世界記録に認定される可能性がある。
ハリソン・チネドゥさんはボールを一度も落とさずに、ナイジェリア南西部のラゴスを横断。計103.6キロを走破した。
「ボールを頭に載せて移動した距離」のギネス記録を更新したとみられる。確認と認定の手続きには約3カ月かかる見通しだ。
チネドゥさんはプロのサッカー選手としてカンボジアで活躍した経験を持つ。ラゴス市内の自宅からCNNとの電話インタビューに応じ、10年に及ぶプロ生活の中で見出したスキルだと語った。
「神から与えられた私の才能を世界に見せることで、若者たちを勇気づけ、これまでだれもやらなかったことに挑戦してもらうのが目的」だと話す。
一番の難所は、本土側の地区とラゴス島を結ぶ全長3.43キロのエコ橋だった。橋の上は風が強く、バランスを取るのが難しかったという。
警官や交通当局職員らの協力で、交通量の多い場所や道路の隆起、くぼみも乗り越えられたと振り返る。
チネドゥさんが初めてギネス記録に挑戦したのは今年3月。この時はサッカーボールを頭に載せたまま6時間15分かけて48.08キロの距離を歩き、2014年にインドの兵士が樹立していた45.64キロの記録を更新した。