米で相次ぐ警官殺害、取り締まり中に銃撃され死亡 テキサス州

米国で警官を標的にした殺人事件が相次いでいる

2016.11.21 Mon posted at 11:28 JST

(CNN) 米テキサス州サンアントニオで20日、交通違反の取り締まりをしていた警察官が銃撃されて死亡した。警察は、同州ダラスやルイジアナ州バトンルージュで起きた事件と同様に、警官を狙い撃ちにした殺人事件と見て捜査している。

警察が同日の記者会見で明らかにしたところによると、死亡したのはベテラン刑事だったベンジャミン・マルコニさん(50)。同日正午ごろ、警察署前で交通違反の車を停車させ、違反チケットを切るためパトカーに戻ったところで、背後から来た男が徒歩でパトカーに近寄り、窓越しにマルコニさんの頭部を銃撃した。

男はそのまま自分の車に戻って現場から逃走した。男は20~30代の黒人で、警察は「警官にとっても市民にとっても極めて危険な人物」と位置付け、男が現場からの逃走に使った黒い乗用車の発見に全力を挙げている。

同州ダラスやルイジアナ州バトンルージュでは、警官が市民を射殺した事件を受けて抗議運動が広がる中で、警官が殺害される事件が起きていた。20日の事件について警察は、ダラスで起きた警官が絡む発砲事件との関連についても調べている。

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