当選後の会見開かぬトランプ氏、76年以降で最長の日数に

大統領選に勝利して以降、異例の長さにわたって会見を開かずにいるトランプ氏

2016.11.20 Sun posted at 17:12 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 米国のドナルド・トランプ次期大統領が当選を決めた後、自らの施政方針などを示す記者会見を開かない日数が今月18日の時点で、少なくとも1976年のジミー・カーター大統領以降、最長となった。

同年以降、大半の当選者は3日間内に記者団と会い、政権が果たすべき課題についての持論を開陳するなどしていた。

この中でトランプ氏の報道官を務めるホープ・ヒックス氏はCNNMoneyの電子メール取材に、「会見は近く必ず開く」と約束。「閣僚人事などについての憶測が飛び交う中でメディア陣の質問や回答の共有に役立つだろう」と述べた。

トランプ氏が当選を決めた後の米メディアへの露出や記者団との接触は、11月8日の投票日、同10日のホワイトハウスでのオバマ大統領との会談、11日の米大手のCBSテレビとの会見に限られている。

オバマ氏は初当選した2008年、投票日の3日後に会見を開いた

次期大統領は通常、日常の行動についてホワイトハウス詰めの記者団の代表取材を受け入れるのが慣例となっているが、トランプ氏はこれまで2度にわたって破っている。15日夕にはヒックス氏は次期大統領の外出予定は同日もうないと確約していたが家族そろってレストランで外食していることが判明していた。その店にたまたま居合わせていた金融担当記者がツイッターでその画像を暴露したことがきっかけだった。

ホワイトハウスの記者クラブはトランプ氏のお忍び行動は受け入れられないと抗議していた。

オバマ現大統領の場合、初当選となった2008年には投票日から3日後に、再選を決めた12年には8日後に記者団の前に登場していた。

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