写真特集:伝統息づく博多人形の世界

最高級の博多人形は、洗練された焼き具合やなめらかな曲線、カラフルな色付けによって、絶妙な美しさをたたえている

2016.12.25 Sun posted at 18:24 JST

 国内外で人気のある博多人形の世界を紹介

最高級の博多人形は、洗練された焼き具合やなめらかな曲線、カラフルな色付けによって、絶妙な美しさをたたえている
博多人形作りの名匠、武吉国明氏が働く福岡郊外の作業場。武士の人形に最後の仕上げを施しているところ
武吉氏は職業人生のすべてを人形作りにささげてきた。17歳のときに作った最初の作品はスイカを抱える少年の人形だという
博多人形作りには長い伝統がある。その工程は、土ねりや型取り、焼成、彩色など複数の段階に分かれている
武吉氏によれば、高級な人形の装飾には本物の金粉や銀粉が使われる。光沢を出すために魚の歯を使って金をこするが、これは昔ながらの技法だという
福岡の若い世代にとって人形作りが身近で人気の職業になっているとは言い難い。基礎を身につけるだけでも何年もの修養が求められる
博多人形作りの将来は若い世代の肩にかかっている。42歳のこの男性は、6年前にこの道に入り、修行を続けている
福岡の人形師にとっては博多祇園山笠が開かれる7月が1年で最も重要な時期だ
7月に福岡を訪れる予定のない人も、櫛田神社で、展示されている壮麗な飾り山笠を見ることができる
福岡タワーの1階には博多人形の販売店も
福岡を拠点に活動する人形師は現在わずかだが、武吉氏は人形作りの将来に楽観的だ。多くの日本人が日本文化に対して再び興味を持つようになり、博多人形を購入しようとする人々も増えているという

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