B・スプリングスティーンさん立往生、バイク愛好家が救助

バーカロウさん(左)とスプリングスティーンさん

2016.11.14 Mon posted at 11:27 JST

(CNN) 米ロック歌手のブルース・スプリングスティーンさんが米ニュージャージー州フリーホールド近郊をバイクで走行中に故障で動けなくなり、通りかかったバイク愛好家グループの男性たちに助けられる出来事があった。

ダン・バーカロウさん(54)は11日の退役軍人の日に同州内で行われた式典に出席してバイク仲間と共に帰宅する途中、故障で動けなくなったバイクを見付けて迷うことなく停止した。

相手の男性を見て、どこかで見たことがあると思ったというバーカロウさん。すぐにスプリングスティーンさんだと分かって一瞬、舞い上がったが、すぐにバイクの点検に入った。「あの日のことは当分忘れないと思う」「バイクを降りた瞬間から彼だと分かった」と振り返る。

スプリングスティーンさんのバイクはバッテリー切れで充電もできなかったことから、仲間のバイクに乗せて近くのレストランまで送り、迎えが来るまで45分ほど過ごした。

迎えを待つ間、近くのレストランで歓談したという

スプリングスティーンさんはバーカロウさんたちに飲み物をおごってバイクの話題や地元フリーホールドの話題に花を咲かせたという。

スプリングスティーンさんは8日に行われた大統領選挙で民主党のヒラリー・クリントン氏支持を明言していたが、この日は政治の話題は出なかったという。

ところがバーカロウさんたちがスプリングスティーンさんと一緒に写った写真をグループのフェイスブックに投稿すると、非難や中傷に満ちた悪質なコメントが殺到した。同ページは「1つの国として生き延びようと思うなら、双方が憎しみを止めなければならない」と訴えている。バーカロウさんは「ただ人助けをしただけなのに」とうんざりした表情だった。

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