トランプ政権の陣容は? 要職候補者たちの顔ぶれ

トランプ氏の下、次期政権のかじ取りを担う重要ポストの人選に早くも注目が集まる

2016.11.10 Thu posted at 16:30 JST

(CNN) 米国のドナルド・トランプ次期大統領は今後、自らの政権を支えるホワイトハウス幹部や閣僚の人選に本腰を入れることになる。政治的配慮が絡むこれらの人事の対象となるのは約4000ポスト。

政権移行チームなどは既に候補者の選考に入っているが、トランプ氏に近い共和党幹部らが少なく、以前の同党政権で閣僚などを務めた人物が同氏支持を全面的に拒絶している制約がある中での作業となっている。また、首都ワシントンの政治に通じている人物の多くもトランプ氏に距離を置いている。

この中で、ホワイトハウス要職や重要閣僚に就任が予想される顔ぶれが臆測交じりながらも浮上してきた。

ホワイトハウスを仕切る首席補佐官にうわさされるのはニュート・ギングリッチ元下院議長、ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事、ルディー・ジュリアーニ元ニューヨーク市長に共和党のラインス・プリーバス全国委員長ら。

大統領報道官には、陣営で報道担当の上席顧問を務めたジェーソン・ミラー氏と共和党全国委の戦略担当責任者かつ報道部長であるショーン・スパイサー氏。ホワイトハウスの報道部長にはトランプ氏陣営の報道官であるホープ・ヒックス氏とジェーソン・ミラー氏が取り沙汰されている。

国家安全保障問題の大統領補佐官にはマイケル・フリン前米国防情報局長が有力視されている。

重要閣僚の国防長官には、ジェフ・セッションズ上院議員(アラバマ州選出)、シンクタンク「アメリカン・エンタープライズ研究所」の上席フェローであるジム・タレント氏、法律事務所「コビントン・アンド・バーリング」のジョン・カイル上席法律顧問やダンカン・ハンター下院議員(カリフォルニア州選出)らが浮上。

国務長官には、ジェフ・セッションズ氏とニュート・ギングリッチ氏の他、アメリカン・エンタープライズ研究所のジョン・ボルトン上席フェロー、シンクタンクの米外交問題評議会(CFR)のリチャード・ハース会長にボブ・コーカー上院議員(テネシー州選出)らの名前が聞かれる。

米中央情報局(CIA)の長官にはルディー・ジュリアーニ氏、国土安全保障長官も同氏が候補者となっている。財務長官には「デューン・キャピタル・マネジメント」の共同創業者でもあるスティーブン・ムニューチン最高経営責任者(CEO)と世界屈指の富豪である投資家のカール・アイカーン氏が浮かんでいる。

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