米共和党の副大統領候補、搭乗機が滑走路外れる事故 NY

共和党のマイク・ペンス副大統領候補の搭乗機が、着陸時に滑走路を外れる事故に遭った

2016.10.28 Fri posted at 10:31 JST

ワシントン(CNN) 米共和党の副大統領候補マイク・ペンス氏の搭乗機が27日夜、ニューヨークのラガーディア空港に着陸した際に滑走路を外れる事故を起こした。負傷者は報告されていない。

現場には救急隊員が駆けつけて対応に当たっている。当時ニューヨークでは雨が降っていた。

後部に搭乗していた報道陣は、着陸の際に機体の後部が左右に揺れるのを感じたという。同機は滑走路を外れて滑走路脇の草地に突っ込んだ。

同機に搭乗していたCNNのエリザベス・ランダース記者は、「機体が動いているのを感じた。普通の着陸ではなかった」と振り返った。

共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏の陣営広報によると、トランプ氏は事故の直後にペンス氏に電話をかけ、「搭乗者全員が無事だったことを喜んでいる」という。

滑走路には大きな損傷の跡があった。しかし陣営の広報は、機体に構造的な損傷はないと話している。

ペンス副大統領がフリン氏の会話の事実を知ったのはトランプ氏の2週間以上後だった

ランダース記者によれば、同機は悪天候のために出発が遅れて、アイオワ州フォートドッジの空港で出発待ちをしていたという。

米運輸省の元監査官メアリー・スキアボ氏はCNNの取材に対し、「滑走路上に水の層ができると車のハイドロプレーニングのような現象が起きる」と話し、「ラガーディアでは過去にもこの現象が起きていた」と指摘した。

別の専門家は、ニューヨークの気温が低かったことから滑走路が凍結に近い状態になり、着陸が難しくなったのではないかと推測している。

ペンス氏は同機が停止すると後部へ行って報道陣に声をかけ、全員が降りると救急隊員と話していた。ニューヨークで予定していた資金集めの集会は中止になった。

米連邦航空局(FAA)はこの事故について調査を予定している。

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