米カリフォルニア州クパティーノ(CNNMoney) 米アップルは27日、カリフォルニア州クパティーノの本社で開いた発表会で、ノートパソコン「MacBook Pro」の新モデルを4年ぶりに発表した。
新しいMacBook Proは13インチと15インチのモデルが登場する。いずれもキーボードの上部に「タッチバー」が新たに搭載され、指先でアプリを操作できるようになった。
13インチのMacBook Proは大幅にスリム化され、重さは1.4キロ足らず。15インチのモデルは重さ1.8キロほどになる。
タッチバーの隣には指紋認証用の「タッチID」が加わり、指先のタッチでコンピューターへのログインやユーザーの切り替え、決済サービス「アップルペイ」の利用などができるようになった。
15インチモデルはインテル製のCPU「コアi7」と新しいグラフィックスカードを搭載し、従来のモデルに比べて2倍強の高速化を実現。13インチモデルも処理速度や性能を向上させている。
米国での販売価格は13インチモデルが1799ドル(約19万円)、15インチモデルは2399ドル(約25万円)で、数週間以内に発売予定。13インチのMacBook Proはタッチバーが付属しないモデルもあり、こちらは1499ドル(約16万円)で27日から出荷を開始する。
また、MacBook Proに対応したディスプレイの新製品「LG 5K」も12月に発売する。価格は1299ドル(約14万円)。
一方、この日の発表会ではデスクトップコンピューターの「iMac」についての言及はなかった。先月の発表会で披露したスマートフォンiPhone向けの無線イヤフォン「AirPods」がいつ発売になるのかも明らかにしていない。同社は26日にAirPodsの発売延期を発表していた。