（ＣＮＮ） 米大統領選に向けた最新の世論調査で、民主党候補ヒラリー・クリントン氏の支持率が５０％に達し、共和党候補のドナルド・トランプ氏を１２ポイントリードしていることが分かった。
調査はＡＢＣニュースが２０日から２２日にかけて実施した。来月の本選で投票を予定している有権者８７４人のうち、クリントン氏を支持すると答えた人の割合は５０％、トランプ氏と答えた人は３８％だった。
リバタリアン党のゲーリー・ジョンソン氏は５％、緑の党のジル・ステイン氏は２％となった。
調査直前の１９日にはクリントン、トランプ両氏による第３回テレビ討論会が開催され、ＣＮＮと調査機関ＯＲＣが直後に実施した調査でクリントン氏が勝利したとの回答が多数を占めていた。
ＡＢＣニュースの最新調査では、クリントン氏が女性からの支持で２０ポイントリード。これまでトランプ氏を支持する傾向が強かった男性の間でも、クリントン氏が３ポイント上回った。
学歴別にみてもクリントン氏がすべての層でリードしている。トランプ氏との差は大卒者で２０ポイント、非大卒者で３ポイントだった。
トランプ氏が依然として最大の強みをみせているのは、非大卒の白人層だ。このグループでの支持率は５５％と、クリントン氏の３６％を上回った。
最近実施された複数の世論調査をＣＮＮがまとめた統計でも、クリントン氏の支持率が４８％、トランプ氏は３９％と、同様の結果が出ている。