ハリケーン接近、キューバの米軍基地から家族700人避難

キューバのグアンタナモ米海軍基地

2016.10.02 Sun posted at 14:55 JST

(CNN) キューバのグアンタナモ米海軍基地当局者は2日までに、カリブ海を移動している大型ハリケーン「マシュー」の接近を受け、同基地勤務の兵士の配偶者や子どもら約700人を米フロリダ州ペンサコーラへ避難させたと発表した。

キューバの気象観測当局は、マシューの進路になる可能性があるとしてカマグエイ県からグアンタナモ県にかけての東部地域にハリケーン注意報を発令している。

同基地の報道担当者はCNNに、沿岸警備隊の要員もフロリダ州マイアミ市に退避すると指摘。ただ、同基地に付設される拘束施設に収容されているテロ容疑者を移送させる計画はないと述べた。

米ハリケーンセンターによると、マシューは9月30日夜までに最強のカテゴリー5に成長していたが、1日夜までにはカテゴリー4に勢力を落とし、進行速度が緩やかになっている。ハリケーンは風速別に5段階に分けられている。

カリブ海に大型ハリケーンが発生した

同センターによると、マシューの最大風速は米東部時間の1日午後8時段階で約67メートルだが、動きをほとんど止めている。ただ、同日夜には緩慢な速度ながらも北西方向へ移動するとみられている。同センターは勢力に今後変化が起きる可能性があるとしながらも、3日までには強力なままであり続けるとみている。

同時間での位置はハイチの首都ポルトープランスから南南西の方向へ約579キロ、ジャマイカの首都キングストンからは南西へ約620キロ離れた地点にある。

カリブ海沿岸国のジャマイカやハイチには3日に上陸するとも予想されている。また、キューバやバハマ、米フロリダ州南部には3日以降に到達するとみられている。

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