米ヒューストンで銃乱射、9人負傷 容疑者は射殺

米テキサス州ヒューストンで弁護士の男が銃を乱射。警察との銃撃戦の末、射殺された

2016.09.27 Tue posted at 09:46 JST

(CNN) 米テキサス州ヒューストンで26日午前6時30分ごろ、男が銃を乱射し、地元警察によると9人が負傷した。男は警官らとの銃撃戦で射殺された。

警察によると、容疑者は付近に住む弁護士だったことが分かった。犯行時は軍隊の制服のような服装で、所持品と自宅からナチス・ドイツの紋章が見つかった。

紋章と犯行動機との関係は明らかでない。容疑者宅では南北戦争時代までさかのぼる軍関係の収集品が発見された。

負傷者のうち1人は重傷、さらに1人が重体に陥っているという。

ヒューストンのターナー市長は、銃を乱射したのは弁護士のネーサン・デサイ容疑者だと述べた。勤務先の法律事務所に不満を抱き、単独で犯行に及んだとみられる。

容疑者は通行人らを無差別に銃撃し、警官9人が出動して銃撃戦となった。現場からは使用済みの薬莢(やっきょう)75発分以上が見つかった。容疑者は合法的に購入した拳銃とライフル銃に加え、2600発の弾丸を持っていた。

現場には爆弾処理班が送り込まれた。連邦捜査局(FBI)も捜査に加わっている。

目撃者らによると、事件はまだ暗いうちに発生した。容疑者と警官の銃撃戦で周囲には絶え間ない銃声が響いた。現場の写真には、近くに止まった複数の車が巻き込まれ、窓ガラスが割れた様子が写っている。

事件が起きたのはヒューストン南西部にある高級住宅地の交差点周辺とみられる。交差点に並ぶ商店の駐車場に負傷者が運び込まれ、救急隊が手当てにあたった。

市当局は周辺住民に対し、現場に近付かず自宅で待機するよう指示を出したが、数時間後に解除した。

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