(CNN) 米マスターカードがまとめた外国人旅行者の滞在先ランキング2016年版で、タイの首都バンコクが数年ぶりに1位に返り咲き、2年連続トップだった英ロンドンは2位に後退した。日本は東京が9位に入り、上昇率ランキングでは大阪が首位、東京は5位だった。
ランキングでは出張客や観光客の出費をもとに、世界の主要都市に1泊以上滞在する2016年の外国人旅行者数を予想。バンコクは人口の2倍以上の2147万人が訪れると予想した。
タイの政情不安の影響でバンコクを訪れる観光客は2014~15年にかけて落ち込んでいたが、活気ある都市やグルメ、近郊の美しいビーチやリゾートアイランドに魅了されて訪問客が戻ってきた。
ランキングの上位10都市は以下の通り。
2016年の滞在者数:
1.バンコク(タイ) 2147万人
2.ロンドン(英国) 1988万人
3.パリ(フランス) 1803万人
4.ドバイ(アラブ首長国連邦=UAE) 1527万人
5.ニューヨーク(米国) 1275万人
6.シンガポール 1211万人
7.クアラルンプール(マレーシア) 1202万人
8.イスタンブール(トルコ) 1195万人
9.東京(日本) 1170万人
10.ソウル(韓国) 1020万人
2009~16年にかけての年平均上昇率:
1.大阪(日本) 24.15%
2.成都(中国) 20.14%
3.アブダビ(UAE) 19.81%
4.コロンボ(スリランカ) 19.57%
5.東京 18.48%
6.リヤド(サウジアラビア) 16.45%
7.台北(台湾) 14.53%
8.西安(中国) 14.20%
9.テヘラン(イラン) 12.98%
10.アモイ(中国) 12.93%