写真特集:超過密状態、フィリピンの拘置所

1953年に建設された。当局は安全に収容できるのは800人だとしている

2016.09.17 Sat posted at 20:00 JST

 フィリピン首都マニラ近郊のケソン市にある拘置所。延べ床面積は約2800平方メートルとそれほど大きくない建物だが、この中に4000人以上の収容者がすし詰め状態で暮らしている

ケソン市の拘置所。4000人以上を収容している
1953年に建設された。当局は安全に収容できるのは800人だとしている
16年間にわたり収監されているラモン・ゴー被告。寝室区画の「市長」を務める
満員状態の拘置所の収容者の数は最近になりさらに増えた
批判者はこうした過密状態を、ドゥテルテ大統領による麻薬撲滅戦争の結果だと指摘する
寝室の寝台は少なくとも3段重ねになっている
訪問者の所持品検査は厳格に行われているというが、現実には麻薬や違法商品が入り込んでいる
低額の保釈金を払えず家に帰れない収容者が多い
刑務所の幹部であるジョーイ・ドギレス氏
今年初めに収容されていたのは3600人。ドゥテルテ大統領の就任から7週間で、収監者は4053人に増加した
麻薬撲滅戦争で6月初めから数千人が逮捕されるなか、収容者の数は増え続けている

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