クリントン氏、15日に選挙運動復帰へ

クリントン氏の陣営が15日からの選挙運動再開を発表

2016.09.14 Wed posted at 10:56 JST

(CNN) 米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏の広報担当者は13日、体調を崩し休養している同氏が15日には選挙運動に復帰するとの見通しを示した。

広報担当のニック・メリル氏によると、クリントン氏は13日、ニューヨーク郊外チャパクアの自宅で報告資料を読んだり、電話をかけたりして1日を過ごした。

この日はフィラデルフィアで予定通り支持者らの集会が開かれ、オバマ米大統領が演説。クリントン氏はテレビでその様子を見守ったという。

クリントン陣営に近い人物が語ったところによると、同氏は当初、14日に復帰することをめざし、経済問題について演説する会場を側近らが探していた。しかしその後、少なくともあと1日は休養することになったという。

自宅前には13日、少数の報道陣が待機した。1日のうちに6回、見舞いの花が配達された。

ニューヨーク・ブルックリンの選対本部スタッフから、本人の健康状態に関するコメントは得られなかった。

11日に体調を崩し、米同時多発テロの追悼集会を途中で退席

クリントン氏は11日に米同時多発テロの追悼集会で体調を崩し、途中で退席。警護担当者らに支えられながらふらつく足取りで車に乗り込み、長女チェルシーさんのアパートで休養してから自宅で医師の診察を受けた。

同氏は先週肺炎と診断されていたにもかかわらず、医師の助言に反して選挙運動を続けていたことが分かった。12日にはCNNとのインタビューで、「2~3日中に」選挙戦を再開するつもりだと話していた。

現時点で14日に予定されているイベントはない。15日夜には首都ワシントンで、中南米系の民主党議員による小規模な集まりに姿を見せる見通し。それまでの時間帯に予定は入っていないが、側近らは遊説先を検討中だと話している。

大統領選まであと2カ月を切り、世論調査で接戦が続くなか、肺炎の一件はクリントン氏の健康状態や陣営の透明性をめぐり、新たな疑念を生む結果となった。

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