ワシントン(CNN) 11月に行われる米大統領選で投票を考えている有権者を対象とした世論調査で、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官への支持率は46%と、共和党候補の実業家ドナルド・トランプ氏の支持率41%を5ポイント上回っていることが13日までに分かった。ワシントン・ポスト紙とABCによる調査で明らかになった。
リバタリアン党のゲーリー・ジョンソン氏への支持は9%、緑の党のジル・ステイン氏への支持は2%だった。
登録有権者を対象にした調査では、クリントン氏の支持率は45%、トランプ氏の支持率は35%と差は10ポイントに広がった。
CNNとORCが先ごろ公開した世論調査でも、クリントン氏の支持率は45%とトランプ氏の43%をわずかに上回った。
ワシントン・ポスト紙とABCによる調査のほうが、CNNとORCによる調査よりも、クリントン氏のリードが大きい理由のひとつとして、オバマ大統領への支持率が挙げられそうだ。オバマ大統領に対する支持率はCNNとORCによる調査では51%、ワシントン・ポスト紙とABCによる調査では58%だった。
また、民主党と共和党の支持者の割合にも違いがあった。ワシントン・ポスト紙とABCの調査では、自身を民主党支持者と考える人の割合は34%で共和党支持者とみなす人の割合は24%。CNNとORCの調査では、32%と28%だった。
一方で、熱心さではトランプ氏支持の人たちのほうが、クリントン氏支持の人たちを上回っていそうだ。候補者に対して非常に熱意を持っていると答えた人の割合はトランプ氏支持の人たちが46%とクリントン氏支持の33%を上回った。
また、トランプ氏支持の登録有権者の93%が投票に行くと答えたのに対し、クリントン氏支持のなかで投票に行くと答えたのは80%だった。
調査は9月5日~8日、成人1002人に電話インタビューした。登録有権者は842人、投票に行く可能性があると答えたのは642人だった。