ミクロネシアのリゾート地、5千円のくじで豪男性に

5千円のくじで南の島のリゾート施設をゲット

2016.07.28 Thu posted at 17:44 JST

(CNN) 太平洋西部ミクロネシア連邦のコスラエ島にあるリゾート施設の経営者が同施設をくじの景品として売り出し、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州に住む男性が射止める幸運を得た。くじの値段は49米ドル(約5145円)だった。

当選者の身元は「ジョシュア」の名前以外、明らかにされていない。

オーストラリア人経営者のダグ・ベイツさんとサリー・ベイツさん夫婦は約20年以上前、朝9時から夕方5時までの決まり切った生活に別れを告げ、子どもと共に同島に移住し、施設を開業した。

息子や娘も成長し、子どもを持つようになった後、オーストラリア本土に戻り、拡大する家族と余生を過ごすことを決めた。ダグさんは「他の誰かに施設のバトンを引き渡す準備が出来た。われわれは陽光の中で時間を過ごし、大半の人間は夢見ることないだろう人生を楽しんできた」と説明。その上で「現在の目標はプロの祖父祖母になることだ」と述べた。

ただ、施設を売り出す上で、最高額を提示した人物に引き渡す気持ちはなかった。その代わり、島の生活に真剣な情熱を抱き、環境保護に熱心な人物に委ねる希望を抱いた。

16部屋を抱える同施設の公式サイトによると、経営に絡む借金はなく利益も計上している。施設の従業員も十分な数だという。

抽選は今月26日に実施され、当選番号は「44980」だった。くじは100カ国以上で7万5000枚以上売れていたという。

ダグさんは抽選前、当選者に対して極めてシンプルな助言を示していた。それは、「あなたの人生は非常に特別な方法で変化していくはず」の内容だった。

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