英新首相メイ氏の靴ばかり注目、マスコミに批判

30年の政治経験を持つメイ氏だが、英マスコミはファッションへの言及が目立つ

2016.07.13 Wed posted at 13:09 JST

ロンドン(CNN) 英国で新しい首相に就任するテリーザ・メイ氏(59)をめぐり、政治手腕だけでなくファッションセンスにも注目が集まっている。

政治家として30年の経験を持つメイ氏は、これまで幅広い役職を歴任してきた。しかし首相就任が決まって以来、マスコミの関心はどちらかというと服装の方に向いている。

メイ氏の首相就任が発表された翌日、英大衆紙サンはヒョウ柄のヒール付きパンプスの写真に、「HEEL,BOYS」という見出しを付けて1面に掲載した。

これに対してツイッターでは、「サンの1面はひどく性差別的。なぜ女性の服や靴に注目しなければならないのか」といった批判が飛び交った。

男性の場合はマスコミがファッションセンスを話題にすることは滅多にないと指摘する声も多く、「キャメロン首相のファッショナブルな靴が1面で紹介された記憶はない」という投稿も。

性差別的な取り上げ方に疑問を呈する読者の声も

英紙ミラーもサンと同様、メイ氏のファッションに着目した記事を掲載した。

まるで1950年代に逆戻りしたかのように、父親は牧師であり、料理や紅茶のアールグレイを好むといった私生活を紹介するニュース記事もあった。

検索サイトのグーグルでも、「テリーザ・メイ 靴」「テリーザ・メイ ファッション」といった用語の検索が、過去7日で2倍強に増えている。

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