(CNN) 中国・上海郊外で16日、「上海ディズニーリゾート」が公式オープンした。広さは3.9平方キロで、テーマパークの「ディズニーランド」、ショッピングモールの「ディズニータウン」、散策を楽しめる公園「ウィッシング・スター・パーク」と2つのホテルで構成される。
ディズニー関係者によれば米国外にある施設としては最大規模で、アトラクションには最新技術が存分に生かされているという。つまり、既存のパークにあったのと同じ名称の乗り物であっても、大きく作りかえられているということだ。
いい例が「カリブの海賊」だ。上海ディズニーランドの最大の呼び物のひとつで、ウォルト・ディズニーが1960年代に作ったオリジナルとはまったく異なる。アニマトロニクス技術が採用され、磁力で制御されたボートは各場面を堪能できるよう、回転したり後退したりできる。
ディズニー幹部は開園に先立ち、「まさにディズニー的でありながら、まぎれもなく中国風でもある」と、上海ディズニーランドの独自性について述べていた。
例えば上海ディズニーランドにそびえる「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」は、世界のディズニーパークの中でも最大級だ。建物の最上部には流れる星々とともに、中国風に金色のボタンの花の飾りがあしらわれている。インタラクティブ機能も充実していると関係者は言う。
他のディズニーパークにはないアトラクションもある。
「アリス・イン・ワンダーランド・メイズ」は、ティム・バートン監督の映画「アリス・イン・ワンダーランド」の初のアトラクション。巨大な花や彫像を見ながら生け垣や石の壁でできた迷路を抜けて、マッド・ハッターのティーパーティーを目指す。
最も前評判が高いのが「トロン・ライトサイクル・パワー・ラン」というジェットコースターだ。題材となっているのはSF映画の「トロン」。ディズニーのコースターの中では最速の部類に入り、「ライトサイクル」と呼ばれる2輪車を模した乗り物にまたがって、光と映像と音響効果に満ちた巨大な空間へと飛び出す。
「ガーデン・オブ・ザ・トゥエルブ・フレンズ」は、十二支に該当するディズニーやピクサーのキャラクターが飾られたスペースだ。
上海ディズニーランドがオープン