ムハマド・アリさん、10日に葬儀 一般にも公開

ムハマド・アリさんの公葬が、出身地のルイビルで営まれることが分かった

2016.06.06 Mon posted at 14:10 JST

(CNN) 3日に死去したプロボクシングの元ヘビー級チャンピオン、ムハマド・アリさんの公葬が10日に出身地の米ケンタッキー州ルイビルで営まれる。遺族が明らかにした。

公葬は現地時間の10日午後2時からルイビルのバスケットボール競技場で営まれ、一般にも公開される。入場券を入手する方法については後に発表予定。会場の様子はムハマド・アリ・センターのウェブサイトで中継される。

公葬にはビル・クリントン米元大統領、ベテランスポーツキャスターのブライアント・ガンベルさん、アリさんと親しかったコメディアンのビリー・クリスタルさんらが参列して弔辞を述べる。

これに先立ち9日には家族葬が営まれる。

遺族は4日に発表した談話で、「ムハマド・アリは真に人々のチャンピオンだった。追悼式典にはあらゆる人種や宗教や背景を持つ人たちへの貢献を反映させる。ムハマドの輝かしいボクシングのキャリアはその人生の半分に過ぎない。残る半生は平和と包容のメッセージを世界と分かち合うことにささげた。その願いに沿って葬儀はそうした主義を反映させ、あらゆる人に公開する」と発表した。

オバマ米大統領もツイッターでアリさんにメッセージを贈った=Twitter/@BarackObama

アリさんの遺体を乗せた車は葬儀を前にルイビル市内を巡回する。遺体はケイブヒル墓地に埋葬される。

アリさんは呼吸器系の症状でアリゾナ州の病院に入院し、3日夜、敗血症性ショックのため死去した。74歳だった。

娘のハナさんによると、最期は子どもたちが集まり、父の手を握ってハグやキスを交わし、イスラム教の祈りをささげた。何人かが耳元で、「もう行っていい。私たちは大丈夫。愛しています。ありがとう。神の元へ戻ってください」とささやいた。

アリさんの心臓は、臓器不全に陥ってからも30分も動き続けたという。

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