（ＣＮＮ） 自動車レース、フォーミュラ１（Ｆ１）のスペインＧＰ（グランプリ）決勝が１５日、同国バルセロナのカタロニア・サーキットで行われ、１８歳のマックス・フェルスタッペン（レッドブル所属）が史上最年少で初優勝を飾った。
レースはともにメルセデスに所属するルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが１周目で接触し、そろってリタイアする波乱の幕開け。それぞれ予選３位と４位でスタートしたダニエル・リチャルドとフェルスタッペンのレッドブル勢が先行する展開となった。
フェルスタッペンは４４周目でトップに立つと、タイヤの消耗に苦しみながらも後続の経験豊かなライバルたちのプレッシャーに耐え抜き、そのまま１位でチェッカーを受けた。
フェルスタッペンが前所属のトロ・ロッソからレッドブルに抜擢（ばってき）されたのはレースのわずか１０日前。新チームでの初戦だったが、周囲の期待に応え、Ｆ１史上に残る快挙を達成して見せた。
表彰台に立ったフェルスタッペンは、「とにかく驚いている。信じられない。最高のレースだった。素晴らしいマシンを与えてくれたチームに感謝しなくてはいけない」と喜びを語った。