ホテルのユニークなドアハンガー12選

2016.06.05 Sun posted at 18:17 JST

(CNN) カナダ北部などの氷雪地帯に住む先住民族イヌイットの言語には、雪を指す言葉がたくさんあるという。一方、英語にも、他人を部屋に入れないための言い方がたくさんある。

最近、ホテルで創造性に富んだユニークな「Do Not Disturb(起こさないでください)」サインを数多く見かけるようになった。

その中から秀逸と思われるサインを紹介する。

ザ・リバティ・ホテル

ザ・リバティ・ホテルの建物は、かつてチャールズ・ストリート刑務所だった。しかしザ・リバティは、ホテルとしてはマイナスとも取れる過去を逆手に取っている。このホテルでは、従来の「起こさないでください」サインの代わりに、刑務所風に「SOLITARY(独房監禁中)」という文字が書かれた独房の鍵付きのサインを使用している。

キャンドルウッド・スイーツ

キャンドルウッド・スイーツは、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)傘下の長期滞在型の宿泊施設だ。このホテルのドアハンガーには「(寝息の音の)Zを捕獲中」と書かれ、さらに虫取り網でZを捕まえている絵が描かれている。

21Cミュージアム・ホテル・ダラム。米国人アーティストの作品とコラボ

21Cミュージアム・ホテル・ダラム

美術館であり、ブティックホテルでもある21Cミュージアム・ホテル・ダラムが、自ら収集した美術品を活用して、ホテルの標準的な調度品に個性を加味しようとするのは当然のことだ。例えば、このホテルのドアハンガーには、米国人アーティスト、ティモシー・カミングスの作品「ソックスガーター」がプリントされている。

グレート・ウルフ・ロッジ

北米で広く展開するウォーターパーク・リゾートチェーン、グレート・ウルフ・ロッジは、「素朴」ながら見た目が美しく、家族で楽しめる娯楽施設にふさわしく、木製の「起こさないでください」サインを使用している。

ホテル・インディゴ・ロウアー・イーストサイド

マンハッタンのアートの中心地ロウアー・イースト・サイドに位置するホテル・インディゴは、かつてそのエリアでストリートアートが盛んだったことから、グラフィティーをテーマとする「起こさないでください」サインを使用している。また各部屋には、伝説的グラフィティアーティスト、リー・キュノネスが描いた特注の絵が飾られている。

ホテル・ユニオン・スクエア。「外を出歩いています」と「ベッドに入っています」という率直な表現を採用

ホテル・ユニオン・スクエア

サンフランシス初のブティックホテルを自称するホテル・ユニオン・スクエアの「起こさないでください」サインは、ユーモラスかつ率直なデザインになっている。

ル・パーカー・メリディアン

ニューヨークは屈強な男が多い(疑うなら、どれでもいいからマーティン・スコセッシ監督の映画を見てみるといい)。マンハッタンのミッドタウンに位置するル・パーカー・メリディアンに泊まり、「Fuhgettaboudit(もう結構)」という文字がプリントされたドアハンガーを見ると、わずかながらニューヨークの雰囲気が味わえる。

ジャンビー・ベイ、ア・ローズウッド・リゾート

カリブ海東部アンティグア島にある「ジャンビー・ベイ、ア・ローズウッド・リゾート」のドアハンガーは、地元のアーティストたちが貝殻やラフィアヤシを使って同リゾートのためだけに作った特注品だ。同リゾートの宿泊客は、特別に注文すればこの芸術的なドアハンガーを持ち帰れる。

21Cミュージアム・ホテルチェーン。ドアハンガーにも「ペットが中にいます」の文字が

21Cミュージアム・ホテル・ベントンビル

21Cミュージアム・ホテルチェーンは、ありがたいことに、ペット連れでも泊まりやすい。同ホテルチェーンは、小型の哺乳動物を連れた宿泊客向けの特別なドアハンガーを用意している。

ラス・ベンタナス・アル・パライソ、ア・ローズウッド・リゾート

メキシコにある「ラス・ベンタナス・アル・パライソ、ア・ローズウッド・リゾート」も地元の女性たちにドアハンガーの製作を依頼している。このドアハンガーは、その地域の伝統的なネックレスで作られている。

スタンフォード・コート

ハッシュタグ付きの「起こさないでください」サインを使うのは、シリコンバレーのホテルくらいだろう。サンフランシスコ・ベイエリアに位置するスタンフォード・コートのドアハンガーには、ハイテクに詳しい宿泊客がドアハンガーの用途を理解しやすいように、「オン」「オフ」のスイッチが描かれている。

ジェーン・ホテル

マンハッタンのウェストビレッジに位置するジェーン・ホテルは、当初、水兵向けの宿泊施設としてスタートした。英国からニューヨークへ向かう途中、氷山に衝突して沈没した豪華客船タイタニック号の生存者が宿泊したこともある。現在も「海」というテーマは維持しており、客室はキャビンのような作りになっているほか、水兵向けのホテルだった過去へのオマージュとして、ビクトリア朝風のドアハンガーを使用している。

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