ネット詐欺にご用心、SNS利用で気をつける5つのポイント

2016.04.26 Tue posted at 19:51 JST

ニューヨーク(CNNMoney) フェイスブックやツイッター、インスタグラム、リンクトインなどのSNSを通じたフィッシング詐欺を行おうとする件数が過去1年間で150%増と大幅に増えていることが26日までに分かった。セキュリティー企業プルーフポイントが明らかにした。

個人情報などを盗み出そうとする側がSNSを利用するのは、一度に何万人という人数を標的にできると同時に自分たちの身元を隠せるためだとみられている。

以下に、気をつけるべき5つのポイントを挙げる。

1、ツイッターの偽の顧客用アカウント

詐欺グループは、銀行のパスワードなどの個人情報を盗み出すために、偽の顧客用アカウントを作り出す。こうした偽のアカウントは本物とそっくりだが、たいていはアカウントの文字が1字抜けていたり、余分なアンダーバーがあったりなどする。

誰かが銀行口座などについてツイートすると、詐欺グループはツイートに介入し、本物の解答のように見えるメッセージを返信する。そこには偽のサポートサイトへのリンクがはられている。

2、人気の投稿への偽のコメント

話題を集めているニュースや投稿には多くのコメントが発生することがある。詐欺グループは、大量の観衆にまぎれて、コメントを追加する。その投稿には興味を引くような見出しが出ているが、フィッシングサイトに飛ぶようになっている。

3、偽のライブストリーム動画

より多くのメディア企業が番組や映画をオンライン上でストリーミング放送することを始めるなか、詐欺グループもこれに便乗している。例えば、スポーツチームのフェイスブックページに、試合の様子を無料で見られるライブストリームだと思わせるリンクをはる。しかし、偽のページに飛び、動画を見るためだとして個人情報を要求する。

4、偽のオンライン割引

偽のオンライン割引は偽の顧客用アカウントと似ている。詐欺グループは合法的なビジネスに見えるアカウントを作り、本物のプロモーションを提供するように装う。実際は人々から個人情報を盗み出そうとするものだ。

5、偽のオンライン調査やコンテスト

これらは何年も前から流行しているもので、詐欺グループが個人情報を収集し、その後売り飛ばすことができるようデザインされている。こうしたリンクをSNS上に投稿すると、URLの短縮化やプロフィル写真などのおかげで本物のようにみえることが多い。

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