「オープンな大会を」 ケーシック氏、党の指名規則に異議

対話集会で質問に答えるジョン・ケーシック・オハイオ州知事

2016.04.12 Tue posted at 18:42 JST

ワシントン(CNN) 米大統領選で共和党からの指名獲得を目指しているジョン・ケーシック・オハイオ州知事は11日、対話集会に参加し、共和党に対して、より多くの候補者が参加できる規則の採用を求めた。

同じく共和党からの指名獲得を目指しているテッド・クルーズ上院議員が、共和党全国委員会(RNC)に対し、候補者は少なくとも8つの州で代議員の過半数を獲得する必要があるとの規則について順守するよう求めている件について尋ねられると、ケーシック氏は、「閉ざされた」大会ではなく、「オープンな」大会になるよう呼びかけた。

ケーシック氏は7月に行われる党大会で勝利できると確信しているとし、その理由として、民主党からの指名獲得を目指しているヒラリー・クリントン前国務長官に唯一勝てる候補だからだと指摘した。

ケーシック氏は「どれだけのラウンドが残っているかは知らないが、秋の本選で唯一勝てる候補者が私なら、なぜ他の誰かが選ばれるのか」と述べた。

ケーシック氏の夫人と娘2人も集会に参加

共和党の指名争いでは、実業家のドナルド・トランプ氏やクルーズ議員のほうが、ケーシック氏よりも優位に選挙戦を戦っているとみられている。

宗教的な信条から同性愛者に対するサービスを拒否できる州法が成立している状況について、ケーシック氏は、そうした法律について賛同すべきではないとの見方を示した。

ケーシック氏はまた、「伝統的な結婚」を信じているとしながらも、夫人とともに同性愛者の結婚式によろこんで参加したことがあると発言。自らが同性婚に反対だからといって、上記のような法律を制定する必要はないと述べた。

CNNのアンダーソン・クーパーが司会役を務めた集会には、ケーシック夫人のカレン氏と2人の娘も参加した。

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