ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」は2017年、両面カーブのボディーや無線充電機能を特徴とするデザインに大幅変更される可能性がある。台湾系のKGI証券でアナリストを務めるミンチ・クオ氏が語った。
クオ氏によると、本体は数年前のiPhone4、4Sと同じガラス仕上げに戻し、表と裏に同じ材料を使う。現行モデルの6sに使われているアルミ合金よりも軽量化しやすくなるという。
また表、裏の両面とも端をカーブさせ、6sよりさらに丸みを帯びた形とする見通しだ。カーブの度合いがどの程度になるかは明らかでない。
画面には従来の液晶ディスプレー(LCD)に代わり、有機ELディスプレーの一種であるAMOLEDを採用。この方式は消費電力が少ないうえに、黒い色はより黒く、白はより白く表示することができる。
大型モデルの画面サイズは6sプラスの5.5インチよりさらに大きく、5.8インチになるという。
アップルはiPhoneの薄型化を進めるなかで、端子を次第に減らしていく見通し。7のモデルではイヤホン端子が廃止されるとのうわさもあるが、クオ氏はこの点に言及していない。
充電用のライトニング端子は7にもほぼ確実に搭載されるが、新たなモデルでは無線充電の導入が予想される。
クオ氏はまた、新たなiPhoneに顔認証システムが採用されるとの見方を示した。6sの指紋認証よりもさらに厳重なセキュリティーが期待できる。赤外線カメラが搭載され、暗闇の中でもiPhoneを見るだけでロックを解除することが可能になるという。
同氏が予想するモデルは17年に発売される予定。iPhone7ではなく、7Sに相当する計算だ。アップルがほぼ2年ごとにモデルチェンジしてきたペースを考えると今年秋には7が出るとみられ、新たな技術の一部はその時点で導入される可能性もある。
クオ氏はこれまで、アップル製品について多くの予想を的中させてきた。最近発表された4インチのiPhoneSEについても、事前に正しく言い当てていた。