写真特集:世界最大級の航空機、本格運用へ

その独特の形状から「空飛ぶおしり」と呼ぶ人も

2016.03.24 Thu posted at 14:25 JST

 世界最大級の航空機「エアランダー10」の組み立てが完了し、ロンドン北部の格納庫でお披露目された。試験飛行に成功すれば、本格運用が開始されることになる

4基のV8ディーゼルエンジンで時速148キロまで加速できる
垂直に離陸ができるよう作られたエンジン
組み立てられたエアランダー10がこのほどお披露目された
その独特の形状から「空飛ぶおしり」と呼ぶ人も
エアランダー10が収納されている格納庫は、世界でも最大級の大きさ
格納庫はエアランダー10用に改修された。天井には鳥のふんをさえぎるための幕も
ヘリウムを注入され、宙に浮くエアランダー10
船体には空気を収容する区画もある。高度によってヘリウムの体積が変化しても、空気室に空気を出し入れすることで船体の形状を維持できる
高度の調節に使われる空気房には船体のハッチからアクセスできる。ヘリウムを収容する区画にはアクセスできないよう設計されており、アクセスするには特別な呼吸用の機器が必要となる
通常の航空機のものとよく似た尾翼
もともと軍用として設計されており、安全性の向上のため、エンジンは独立して運用できる。全てのエンジンが止まっても、安全に浮遊して着陸できるという
テスト操縦士のデービッド・バーンズ氏
バーンズ氏によれば、操縦方法は商用機とよく似ており、パイロットの多くはすぐにエアランダー10になれるだろうという
ヘリウムを調整するためのスイッチなどもある
ハンガーにはシミュレーターも用意されている。実機を飛ばす前に、テスト操縦士が操作になれることができる
機体を後方から見たところ。積載容量は10トンあるが、後継機の積載容量は最大50トンを目指したい考えだという
エンジンは通常の航空機のものよりも燃費が良く、騒音も少ない。5日間の継続飛行が可能だという
試験飛行に成功すれば、年内にも本格運用が始まるかもしれない
ラウンジには窓も設けられ、観光などにも利用できるという

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