トルコ首都で車爆弾、死傷者150人以上 自爆テロか

トルコ首都アンカラで爆弾が爆発し、34人が死亡した

2016.03.14 Mon posted at 09:30 JST

(CNN) トルコ当局者らによると、首都アンカラ市内で13日、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、少なくとも34人が死亡、125人が負傷した。

ムエジンオール保健相によると、死者の中には実行犯1~2人が含まれている可能性がある。

現場は人通りの多い市中心部キジレイ地区の広場。数十台のパトカーや消防、救急要員が駆け付けた。同国のアナトリア通信は、治安部隊が現場周辺から市民らを退避させたと伝えた。

同通信によると、地下鉄駅や複数のバス停が集まる一画が狙われたとみられる。

アラ内相は「このテロ攻撃を非難する。犯人の狙い通りにはさせない。トルコは乗り越える。テロと戦う我々の決意が、このような攻撃にくじかれることは決してない」と述べた。

アンカラでは2月にも軍の車両を狙ったテロが発生していた

エルドアン首相は事件の背景に不安定な地域情勢があるとの見方を示し、「テロ組織やその黒幕は治安部隊との戦いに負け始めると、最も残虐な手段で無実の市民を攻撃する」と非難した。

攻撃を仕掛けたとみられる犯行組織について、当局は詳細を発表していない。

ある政府高官は「犯人について語るのは時期尚早。現在捜査が続いている」と述べ、負傷者を助けることが最優先だと強調した。

在アンカラの米大使館は先週、この広場から車で数分のバフチェリエブレル地区で、政府機関ビルなどを狙ったテロが起きる恐れがあるとの警告を出していた。

アンカラでは今年2月にも、軍車両を狙った爆弾テロで少なくとも28人が死亡した。

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