(CNN) 11月の米大統領選に向けた候補者選びのための予備選実施を目前に控えるニューハンプシャー州では、民主党ではバーニー・サンダース上院議員が、共和党では実業家のドナルド・トランプ氏が、それぞれ支持率で首位に立っていることが世論調査によって分かった。
CNNと地元WMURテレビによる世論調査では8日の時点で、民主党候補ではサンダース議員がヒラリー・クリントン前国務長官を26ポイントリードしている。
一方、共和党候補ではトランプ氏の支持率は31%と、2番手のマルコ・ルビオ上院議員の17%を上回った。世論調査の4分の3は6日に行われた共和党候補討論会の前に実施されており、討論会での結果がどれだけ反映されたものかは不明。
そのほかの共和党候補の支持率は、テッド・クルーズ議員が14%、 ジョン・ケーシック・オハイオ州知事が10%、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が7%、クリス・クリスティー・ニュージャージー州知事が4%など。
9日の予備選では、共和党討論会で良いパフォーマンスを見せられなかったルビオ議員が巻き返せるかといった点や、各種世論調査で首位を行くトランプ氏が実際に支持を集められるかどうかがポイントとなりそうだ。
また、サンダース議員がどのくらいの差をつけてクリントン氏を破るのかについても注目が集まりそうだ。
ニューハンプシャー州では8日、各陣営によるイベントが30カ所以上で開催された。
共和党候補者に投票する可能性の高い有権者のうち30%がまだ投票先を決めていないという。一方、民主党候補者に投票する可能性の高い有権者でまだ投票先を決めていない割合は16%だった。