共和党のポール議員、討論会を辞退 選出基準に不満

CNNのインタビューに答えるポール議員。テレビ討論会への不参加を表明した

2016.01.12 Tue posted at 13:10 JST

ワシントン(CNN) 米大統領選の共和党候補指名争いに名乗りをあげているランド・ポール上院議員は11日、今週開かれる同党テレビ討論会への参加を辞退すると表明した。

討論会は14日、フォックス・ビジネス・ネットワーク(FBN)の主催で開かれる。FBNは先月、本番の討論は最新の全米世論調査の平均で上位を占めた6人と、予備選・党員集会の開幕戦となるアイオワ、ニューハンプシャー両州での上位5人を参加者とすると発表していた。

ポール氏による辞退表明の直後、FBNは参加条件を満たした候補者7人を発表。この中に含まれなかったポール氏ら4人は、下位グループによる「前座」の討論会に回された。同氏が辞退した結果、前座は多くても3人の討論となる。

CNNが先月開いた前回の討論会には、ポール氏も上位9人の1人として参加していた。

先月行われた討論会にはポール議員も参加していた

ポール氏は11日、CNNとのインタビューで「我々は上位の選挙戦を展開しているのだから、上位以外の参加には応じられない」と述べた。

さらに「私は最近の世論調査で常に5~6位を維持してきた。先週は全米規模の調査で4位との差がわずか1ポイントだった。私を討論会から除外するのは間違いだ」と主張した。

これに続いてポール陣営も声明を出し、「指名レースの序列をメディアに決めさせるわけにはいかない」と強調。同氏の支持率はこの数週間、上昇傾向にあるとの見方を示した。

FBNはどの世論調査を基に討論会参加者を決めたのか、具体的には公表していない。

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