ホノルル（ＣＮＮ） 米大統領ら要人の警護を担うシークレットサービスの隊員がワシントン市内で職務用の銃やバッジを盗まれたことが２３日までに分かった。
警察や情報筋によると、銃などの入ったバッグは２１日午後４時ごろ、隊員が個人で所有する車から盗まれた。隊員は車をシークレットサービス本部近くの駐車場に止めていたが、戻った時には後部の窓が破られていた。
バッグの中には無線機や手錠、ＵＳＢフラッシュメモリーも入っていたという。ただし捜査当局者によると、メモリーのデータは暗号化され、パスワードで保護されていた。
隊員は大統領警護の部署に所属。名前は公表されていない。何者かが車の中に手を伸ばしている姿を見たと話している。
シークレットサービスの内部からは、本部近くで白昼に起きた犯行に驚きの声が上がっている。
シークレットサービスはこの数年、隊員の不祥事やホワイトハウスへの不審者侵入などで批判にさらされている。